「長良川鵜飼」と「ぎふ 水琴亭」(社会研修)
8/23(金)会社の社会研修の一環として、岐阜の長良川鵜飼見学に行きました。
私は生まれも育ちも岐阜市ですが鵜飼を間近で見たのは初めてでした。
他の社員にも聞いてみたところ鵜飼は初めてという社員が多く驚きました。
長良川鵜飼の歴史は大宝2年(702年)から1,300年以上続いており織田信長、徳川家康などの歴代将軍にも愛され続けてきました。
現在、長良川の鵜飼では、6名の鵜匠が活躍しており、「宮内庁式部職鵜匠」に任命されています。
長良川鵜飼の鵜匠は鵜匠家に生まれた男性しか就けない「世襲」なので、鵜匠になりたいと思っても誰もが就てる職業ではありません(この辺りの知識は、岐阜市の小学生は社会科の授業で習っているかもしれません)
屋形船の船頭さんのお話しで、「何故鵜飼は夜に行われるのか」というお話がありました。私は篝火の明かりで鮎を集めるのかと思っていたのですが、答えは「鮎が寝ているから」とのこと。
夜寝ている鮎を音で起こし、篝火に驚いて逃げる鮎の腹が白く光った所を、鵜が捉えるとのことでした。ちなみに鵜の視力は「6.0」だそうです。
篝火で鮎を驚かせ捕らえる鵜飼は「月明かりに鮎が惑わされ、篝火の効果が薄れる」
という理由で、中秋の名月のみお休みとなっているとのこと。(今年の中秋の名月は9月17日)
船頭さんに質問すると色々なお話が聞けてより楽しいです。
今回の鵜飼では、屋形船で「ぎふ水琴亭」のお弁当をいただきました。
「ぎふ水琴亭」は創業幕末1864年の150年以上続く老舗料亭です。
普段、足を踏み入れることが到底ない料亭のお弁当を屋形船でいただけるとは、何よりの贅沢でした。
飛騨牛 郡上の天然鮎など、岐阜の食材が使われた高級弁当は言うまでもなく本当に美味しかったです。
他にも、食事後に「ビンゴ」を行い交流を深めました。
今回の社会研修では、住み慣れた岐阜の歴史ある物を2つも体験することが出来ました。(「水琴亭」はいつか是非お店に行ってみたいです)
故郷の文化ともいえる鵜飼に参加できたことは、本当に良い経験となりました。
M.S