『デジタル遺品について』(デジタル遺品No.1)
デジタル遺品とは…
持ち主が亡くなり、遺品となったパソコンやスマホなどのデジタル機器に保存されたデータ、インターネット上の登録情報などのことです。
~デジタル遺品の種類~
💻パソコン、スマートフォンなどに保存されたデータ
・写真・動画・日記・趣味・本(電子書籍)・資料・住所録など
💻インターネット上のデータ
・SNS、ブログ、ホームページ、ウェブサービスなどのアカウント情報
(IDやパスワード)
・クラウドストレージ(Dropbox、Evernote)に保存されたデータ
・ウェブメール(GmailやYahooメールなど)
💻その他
・ネットショッピング、ネットオークション、ネット金融
(銀行、株、FX、仮想通貨など)
・有料サービス(動画、音楽、書籍など)に登録されたアカウント情報や資産のこと
~デジタル遺品のトラブル~
😨端末からデータが流出
● 故人の端末を何もせずにそのまま処分してしまうと、何者かに端末パスワードを解かれてハッキング(乗っ取り)され、重要なデータが流出してしまう危険があります。
● パソコンやスマホには、写真や動画、故人の銀行口座情報やクレジット番号、知人の連絡先など悪用されやすいデータ記録があるため十分注意して下さい。
● 最悪の場合、遺族が金銭面で被害を受ける可能性があります。
😨定期サービスの支払いが止まらない
● 見放題、読み放題などの定額サービス(月額料金)は、解約をしない限り、支払いが止まらない仕組みになっています。
● 定額サービスを解約せずに放置すると、遺族が受け取る遺産も減る可能性があります。
● 口座の残高が少なくなったことで通知が届き、やっと遺族が気づく事例もあります。
😨遺族に情報が露見される
● 遺族に知られたくない情報が、デジタル遺品を通して死後に露呈してしまうことがあります。情報が故人の趣味や個人的なことであればまだ良いのですが、取引先との社外秘データなどが漏れてしまうと、守秘義務などの観点から大きな問題になってしまう恐れがあります。