『終活における写真整理について』
「終活」と聞いて、皆さんはまず何から始めますか?
終活でしておきたいことは、まず「家の中の持ち物を整理すること」だと思います。
その中でも処分に困るものは『写真』ではないでしょうか。
昔の写真やアルバムが大量にあり、処分に困っている方も多いと思います。
アルバムの片付けを始めようとすると、写真を撮ったその時のことをいろいろと思い出されて、写真に見入ってしまい、片づける作業が進まなくなるのではないでしょうか。
~写真を整理する手順~
① 写真の総数を把握する
● 写真の全体数が明確に把握できていないと、途中で作業を諦めてしまったり、収拾がつかなくなったりします。
● 持っているアルバムや写真を一つの部屋(スペースがある場所)に全て集めて、最初に全体の数を把握できていると、整理するモチベーションも維持しやすいです。
② 写真を仕分ける
● 旅行先で撮影した写真が多い場合は、訪れた場所ごとに写真を分けてみる。
● 家族や友人、親戚など一緒に写っている人ごとに分別するのもよい。
● 幼少期の写真、学生の頃の写真、結婚して子供が生まれるまでの写真といったように、年齢や人生の節目ごとに分けてみる。
● 年代ごとや自分が仕分けやすい分類方法を考えて作業することで、自分の過去や人生を振り返るきっかけにもなります。
③ 必要な写真を選定する
● 出来る限り写真の枚数を減らすことが大切です。
● 同時期に撮った写真または似たような構図の写真などは1枚に絞るようにする。
● 自分と関係がない写真や、内容を思い出せない写真は思い切って処分するとよい。
④ 写真をデジタル化する
● デジタル化することで大切な写真を良い状態で保存できます。
● 捨てるか残すか迷った写真でもデジタル化しておけば、写真の量を減らすことが出来ます。
● 自宅にスキャナーがある場合は、写真のデータを取り込んでパソコンやUSBメモリ、SDカードなどに保存できます。
● スキャナーがない場合は、業者にデジタル化を依頼することもできます。
⑤ 必要な写真のみ手元に残す
● 手元に残しておきたい写真はミニアルバムなどにして残しておく。
● 大きすぎるアルバムはかさばって場所を取るので、コンパクトなサイズ感のポケットアルバムやフォトブックにするのもおすすめです。
⑥ 不要な写真は処分する
● 思い出が詰まった写真を手放すのは大変心苦しいものですが、自分のためにも家族のためにも不要な写真は思い切って処分していきましょう。
~不要な写真の処分方法~
① 神社やお寺にお焚き上げを依頼する
● 写真を一般ごみとして捨てるのに抵抗がある人は、お寺や神社でお焚き上げをしてもらう方法もあります。
● お焚き上げとは、大切にしていたものや粗末に扱えないものを供養してもらう儀式です。
● お焚き上げによる処分を検討している場合は、事前にお寺や神社に確認しておいてください。
② 自分で処分する
● 写真は燃えるゴミに分類されるため、可燃ごみとして出します。
● 写真を他の人に見られたくない場合は、細かく細断(シュレッダー)してから処分する。
③ 業者に依頼する
● お焚き上げを依頼できる神社やお寺がない場合や、自分で処分するのは気が引けるという方は、業者に依頼するのがおすすめです。
「爺ちゃん婆ちゃんフォト日記」では、所定のダンボールにアルバムもしくは写真を詰められるだけ詰めて送っていただければ、大切な写真のデジタル化はもちろん写真の供養やお焚き上げ、または破棄まで代行させていただきます。