「爺ちゃん婆ちゃんフォト日記」開発物語
父や母が亡くなり家の中を見回すと目についたのが、本箱に並べられた沢山のアルバムでした。その引き出しには沢山の孫の写真や自分たちが晩年に旅行した時の写真が沢山入っていました。
大事にしまってある写真を見て親の温かみが伝わってきます。
その中の一冊のアルバムを取り出しページをめくると父の若い時の写真や、戦争に出征したときの写真など私の知らない歴史が刻まれていました。
親たちが残した大切な足跡の写真をどのように保管しまとめたらいいものかと途方に暮れていました。
足跡の写真を後世に残し遺品整理につなげていけたらいいなと思っていました。
私たちの職場では、以前から紙データをデジタルデータに変換する仕事をしています。
私の思いを聞いていた女性社員から、この技術をアルバムに利用したら大切なアルバムをデジタル保存することが簡単にでき、思い出の詰まったアルバムをイメージのまま残すことができるのではとアイデアが出ました。
ここから女性3人のプロジェクト「爺ちゃん・婆ちゃんフォト日記」がスタートしました。
プロジェクトを進めるうちに〝自分たちが写真を捨てる時、戸惑いがある。思い出深い大切なアルバムや写真を自分で捨てることに気が引ける“と多くの心配な声が挙がってきました。
父や母、兄弟、子供の顔や姿が写された写真をむやみに破り捨てることには大きな抵抗を感じていました。人形供養があるように写真も供養したい。
そんな意見でいろいろ調べてみると各地の寺社では供養を年に1度行っているところがあることを知り社員が懇意にしている近くのお寺に相談し、お寺で写真の供養を行っていただくことになりました。
「爺ちゃん・婆ちゃんフォト日記」は大切な思い出写真を
- 後世にデジタル(DVD)で残すことができます。
- 室内に置かれていたスペースの整理ができます。
- 自分では捨てられない大切な思い出写真を法要・供養で送り出すことができます。
- 廃棄のみも可能です。
- 申し込みから引き取りまで手間がかからないような仕組みを目指しました。
このようなコンセプトでサービスを開発しました。これからもお客様のニーズを捉えご期待に応えられるよう女性3人のプロジェクトで推進していきます。
K.K