『シニア世代の趣味』
趣味があるのとないのとでは、人生の楽しみ方が大きく変わります。
趣味は日常の刺激となるだけでなく、心と体にも良い影響があり、介護予防にもつながります。
シニア世代の普段の楽しみは「テレビやラジオ、新聞や雑誌」が多いようです。
なぜなら、人と接することなく楽しめるものだからです。
座ったまま手軽に楽しめることが出来ますが、体を動かす必要がない点は気になるところです。
年齢を重ねると体力低下や足腰の筋肉の衰えなどで、不安を感じてしまうかもしれません。
まずは無理のないように徐々に体を慣らして、ご自分に合った楽しみを見つけてみてください。
■体を動かすことや外出が好きな方におススメの「屋外で楽しめる趣味」
😊ウォーキング
ウォーキングは運動が苦手な方でも取り組みやすい趣味です。
1人で行うのもよいですが、ウォーキングサークルなどがあれば交友関係も広げることができ、友人や知人と一緒なら会話を楽しみながら歩くことができます。
😊ハイキング(山歩きなど)
ウォーキングで歩くことに慣れたら、ピクニックやハイキングなどに出掛けるといいかもしれません。
体力づくりにもなりますし、季節ごとに変わる景色や花を眺めると気分も明るくなります。
😊グランドゴルフ
グランドゴルフは場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、高度な技術は必要なく、ルールも簡単なため、初心者でも手軽に楽しむことができます。
全力を出す場面と、集中力や調整力を発揮する場面が組み合わされていますので、頭と体の両方を使います。
😊園芸・ガーデニング
庭やベランダで野菜や花を育てることは、心身の健康にとてもよい影響を与えそうです。
植物の成長を見ていると気持ちが穏やかになりますし、野菜は収穫して食べられますので、楽しみがあります。
水やりや草むしりなどで外に出る機会も増えるため、運動不足の解消にもなります。
😊ボランティア活動(シルバー人材センターなど)
ボランティア活動を通じて地域の人たちと交流することは、心身のよい刺激になるだけでなく孤立を防ぐことにもつながります。
地域のシルバー人材センターに登録すると、自分の得意分野の作業に参加できるようになります。
例えば、清掃活動、家事サービス、庭木の剪定、大工仕事、農作業、調理補助、講師、宛名書き、など多岐にわたってあります。
■体力に自信がない方や手先を動かす作業が好きな方におススメの「屋内で楽しめる趣味」
😊カラオケ
カラオケは口まわりの筋肉が鍛えられたり、声を出すことで肺活量も増え、ストレスの発散にもなります。
また脳の働きを活性化することで認知症を防ぐ効果もあります。
😊脳トレ
脳トレをすることにより、脳に刺激を与え、脳内の血流が活性化されますので認知機能の低下を予防できるとされています。
脳トレには、クロスワードパズル、漢字パズル、間違い探し、迷路、計算問題、ナンバークロスワードなどがあります。
鉛筆とテキストがあれば、すき間時間にでも行えますのでおススメです。
😊絵手紙
絵手紙は、あくまで日常での気持ちを伝える「手紙」なので、気軽に取りかかれます。どんな絵の具でも書けますし、筆記用具に決まりがありません。
集中して書いたり、色を塗ったりすることで自律神経の働きが整い、リラックス効果があるようです。
手指の器用さも維持できますので、上手い下手は関係なく、楽しみながら脳を活性化させましょう。
😊塗り絵
塗り絵も絵手紙同様、絵に色を塗っていく作業は気持ちをリラックスさせる効果が期待でき、さらにやりがいや達成感もあるでしょう。
今は、書店にも大人向けのさまざまな種類の塗り絵が販売されていますので、ご自分が好きなイラストものを選んで始めてみるといいかもしれません。
😊体操・ヨガ
体操やヨガは全身を動かしてコリをほぐすことで、身体を柔軟にし、筋力や持久力、バランス能力の低下を予防することが期待できます。
体操やヨガに挑戦する際は、体の調子を確認しながら、無理のない範囲でご自分のペースで進めていくようにしてください。
長い人生を楽しく過ごすために大切なことは、時間を忘れて熱中できること、いつまでも飽きずに取り組めることを見つけることだと思います。
小さなことでもいいので、ご自分の好きなことや楽しみを見つけて、心身ともに健康で過ごしていきたいですね。