『遺品整理の廃棄について』(遺品整理No.3)
~廃棄処分するもの~
● 故人の遺品を廃棄することは大変心苦しいことですが、貴重品や形見以外でもらい手がない物に関しては廃棄処分の対象になります。
● 廃棄物の処分方法や分別方法は自治体によって変わってきますので、分別の詳細を各市区町村のホームページ、冊子などで確認しておいてください。
● リサイクル家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)を廃棄処分したい場合は、電気店に引き取りを依頼するか、市区町村に問い合わせて指定引取場所に持ち込むか、または引き取りを希望する場所へ回収に来てもらうといった方法があります。
~リサイクルに回せるもの~
● 遺品を廃棄するのではなく「活かす」方法として「リサイクル(再生利用)」があります。「故人が長年使っていたものを簡単に捨ててしまうことに抵抗がある」とお考えの方におすすめの方法です。
● 家具や家電、日用品などはリサイクル店で買い取ってもらうことが出来ます。また、リサイクル店によっては遺品整理の出張買い取りをおこなっている店もあり、その場で鑑定や支払いを済ませることができますので遺族の負担が減らせます。
● 家電は購入してから5年未満であれば高値がつくことがあるようです。
● 年数が経っている家電製品がある場合、家電リサイクル券を使って振り込むことができます。家電リサイクル券は郵便局で振り込んだ翌日から有効期限が10年間となりますので、忘れずに回収してもらうようにしてください。
~粗大ゴミの処分方法~
● 粗大ゴミの処理方法は自治体によって変わってきます。自治体の粗大ゴミ受付センターの場合は収集日が指定されていますので、事前に電話やインターネットで依頼をしてから処分となります。
● 指定日まで待つことができない、都合が悪いといった場合は、自分で持ち込むことも出来ます。しかし粗大ゴミの量によってはトラックなど大きい車が必要になってきます。また、自治体によっては受け入れを許可していない粗大ゴミもありますので、事前の確認は忘れないようにしてください。
~個人では限界がある~
● 故人の遺品があまりにも膨大な量だと、親族の手だけで作業するのは簡単なことではありません。「親族だけでは手が足りない」「思いがけないほどの力仕事」で作業がなかなか進まなくなることも考えられます。
● トラックで運ぶ場合は運搬車両の費用がかかりますので、時間や労力、金額を考慮した上で、個人で行うのか業者に依頼した方がいいのか検討した方がよいかもしれません。