『写真の保管について』
大切にしている写真やアルバムは、紫外線の当たらない場所で保管しましょう。
写真は「紫外線に弱い」特質があります。
保管場所は部屋の奥に設置した棚の中などがおすすめです。
窓からの距離が離れていれば、それだけ直射日光は当たりにくくなります。
また、空気中に含まれるホコリや湿気、酸などから写真を守ることも大切です。
できるだけ空気に触れないように保管してください。
専用のアルバムに収納したり、風通しのよい場所で保管しておくのがおすすめです。
~写真を傷める3つの要因~
【紫外線】
紫外線を受けた写真は、写真に使われているインクの色素が分解されて退色してしまうことがあります。さらに紙の強度が弱くなる恐れもあり、劣化の原因にもなります。
蛍光灯やテレビから出る光にも紫外線が含まれており、部屋に飾っている場合でも紫外線の影響で色あせてしまうこともあります。
【酸】
写真には現像した際に酸が残っていることがあり、写真同士がくっついてしまうことがあります。
酸は熱や湿気の影響を受けると、写真の退色の原因にもなります。
【湿気やホコリ】
空気中に含まれるホコリや湿気により、写真の変色を引き起こすことがあります。
湿気などでカビが発生したり、濡れた写真が乾く際に写真が歪んだり変形したりすることもあります。
~適切な保管方法~
【紫外線が当たらない場所で保管する】
写真はできるだけ冷暗所で保管するのが理想的です。
直射日光や紫外線を含む照明の光が写真に当たらないように気をつけましょう。
【空気に触れないようにする】
フォトアルバムやポリプロピレン収納ケースなどに写真を保管したり、写真立てなどに入れれば、空気中に含まれるホコリや湿気から写真を守ることができます。
【風通しのいい場所で保管する】
なるべく高温多湿の環境は避けてください。
例えばスチールラックは風通しもよく熱がこもりにくいので、写真の保管に適しています。
湿気が気になる場合は、乾燥剤などを入れて対策するとよいでしょう。